利益拡大 最大の要因
おかげさまでジェイックは、直近10年に渡り、過去最高益を毎年更新中です。その最大の要因は「7つの習慣®」による社風の劇的な改善であると私は確信しています。社風と書くと、捉えどころのない、計測不能な経営資源と感じるかもしれませんが、
「会社の風土」
「社内の雰囲気」
「組織の当たり前」
「組織の基準」
が、社員のパフォーマンスをいかに左右するかは察しがつくのではないでしょうか。
人は人から影響を受けます。
ですから、必死に頑張っている人 が周囲にいると、周りのメンバーもその影響を受けます。愛社精神の強い人が いると、周りのメンバーもその影響を受けます。このように、良い社風は組織に良いスパイラルを生み出すのです。逆に、悪い社風は悪いスパイラルを生み出します。
責任転嫁
怠慢
納期遅れ
規律の欠如
主体性のなさ
上司に対する誹謗中傷
社員同士の不信感
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挙げればキリがありません。
その上、新卒や中途採用の新しいメンバーが入社した時に、現存する社風が彼らの成長やモチベーションやパフォーマンスに影響することは確実なのです。そもそも、組織の中で、組織構成員全員が自分の持っている能力を100%出し切っているものでしょうか?平均値を取れば、多くの組織では、その50%~60%が発揮されているに過ぎないのではないかと私は推測します。
ビジネスパーソンのメンタル面が社会問題になっていること自体、多くの組織人が日々ストレスに押しつぶされそうになっていることを証明しています。モチベーションという言葉がマネジメントの主要課題に挙げられていることは、やる気にスイッチが入らない人が溢れている事実を示しています。
もし、社員が自分の持っている力を100%発揮できる手法があるならば、それこそが多くの経営者が求めている組織活性化のツールでしょう。「7つの習慣®」はその可能性を秘めていると私は断言できます。少なくとも、現状のパフォーマンスを30%~50%アップさせる力があると確信します。それは、ジェイックでこの10年間、「7つの習慣®」を学び続けた成果でもあるからです。
そして、経営者である私自身のパフォーマンスも著しく向上したことを明記しておきます。社員一人ひとりが主体的に仕事をし始めると、その成果には目を見張るものがあります。ただし、「7つの習慣®」は特効薬でも万能薬でもありません。“当たり前のことを当たり前に継続して、それを習慣にすることで自分を高める”という、地道な考え方の集大成なのです。
“習慣”という言葉の通り、“毎日の積み重ね”がわれわれを高い目標の達成に導いてくれるのです。本の中で、随分とさらけ出しましたが、10年前、リーマンショック前後のジェイックは、個人個人は、向上心や数字に対する執着心を持つものの、お世辞にも『よい社風』と呼べる会社ではなかったと思います。
そんな会社でも、「7つの習慣®」で大きく社風を改善し、同時に業績を伸ばすことができました。御社ならきっと、さらに良い成果があると思います。本には、「7つの習慣®」のどんなことに取組み、どんな成果が出たか、読みやすい簡単な文章で書いております。
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